暑い日が続きます。さっそくですが今回もBlogいってみます。
正直、この狩猟業界にビジネスパーソン(日本語で書くと仕事人です。)として足を踏み入れる以前は、銃やライフルスコープに興味を持ったことは一度もありませんでした。どちらかといえば、私は何も話を聞く前に "とりあえず銃は怖いものなんでしょ?”というステレオティピカルなタイプで、この辺りは日本で育った多くの方々が銃に対して抱かれている一般的な感覚と一緒かなとは思います。銃は怖いもの。それは今でも変わりません。
唐突ですが、今回エアソフトガン(外部サイト:ウィキペディア)を導入するに至りました。その簡単な経緯とあわせて Vixen 6-24x58 をマウントしながらBlogを進めてまいります。
購入を決めたエアソフトガンはStyer Arms の Steyr Scoutです。Steyr Armsは競技用、狩猟用と幅広いラインナップを揃え、独IWA Outdoor Classicsでは毎回見かける欧州オーストリアの銃メーカーです。導入したエアソフトガンにはツーピース型のマウントリングが必要でした。リアルさには欠けてしまいますが、排莢部分を覆ってしまってもBB弾トイガンの実用途には影響がないため所有するワンピース型を取り付けてみました。
日本の法律では、ライフル銃の所持は散弾銃を所持し始めてから10年の経験が必要です。私は装薬銃所持を現状考えていない為、こちらはライフルスコープ関連のネタが中心なブログサイトではございますが、そうした事情により当方にとってはライフル銃とは基本見るだけのものとなっています(IWA Outdoor Classicsなど、ドイツの国際見本市では展示品に触れることができます)。そうは言いつつも、この業界で国際展示会や野外イベントで取引先と同じ時間を過ごしていると、やはり憧れるものです。Bolt Action Rifleの、ローディング、射撃、イジェクション、訓練された射手によるこの一連動作はとても美しく、そんな場面に遭遇するときはいつも見入ってしまいます。
運がいいことに、ホビー向けトイガン(サバゲー向けの遊戯用模擬銃)市場をかじった経験のある同僚が近くにいることを知り、私が抱える現状で解決したい問題と、この先の可能性を併せ、彼に相談をさせてもらいつつ熟考を重ねてみた結果、メリットの方が多いと判断、トイガン導入(ボルトアクション式です。)に至ったという次第です。
射撃精度とパワーは実銃 エアライフルとの比ではありませんが、何はともあれ安全安心のBB弾です。最近では環境を意識した土に還る分解タイプのBB弾もあるようです。
エアソフトガン版 Steyr Scoutの購入に自信を持って踏み切れた理由は、Steyr Armsが独展示会で親近感を覚えたメーカーだったことに加え、購入前にデモ実機に触れさせていただけるチャンスが得られたことでリアルなほどに細部に拘った作りを実際に体感出来たこと(製造は台湾メーカーによるライセンス生産のようです)、そして最大の後押しは、近くにBaton Rangeという距離30mのシューティングレンジ(東所沢のガンスミスバトンさん管理の施設内)があったことです。
30mの射撃レンジであれば、空気銃を意識した練習からライフルスコープのテストを行うことが可能です。日本国内で流通する狩猟用の空気銃ではプレチャージ式のハイパワーエアライフルを除き、実際の有効射程距離は30-50メートル以内ではないでしょうか。BB弾の直進推進力はさておき、射撃距離だけでいえば今回導入のSteyr Scoutも30mの距離をハンドルできるようです。バトンさんのテスト(外部サイトYouTube)では、このステアースカウトを使ったBB弾デモ射撃(的の距離30m)の様子を見ることが出来ます。なんとこの銃、スプリング式なので経済的でもあります。日本に市場投入されてから日は浅いですが、インターネットを検索すると、既にこのステアー スカウトをバラした方々の詳細な製品レポートも発表されており、とても勉強になります。
個人的な感想ですが、ボルトハンドルを交換可能式にしてもらえると楽しいなといったところでしょうか。丸の握りの部分だけをネジ式に変えて、サイズと材質、質感と色をカスタムできるとか。
トイガンといってもアフターサービスは気になるところです。バトンさんでは修理対応もいただけるようですので、ユーザーとしてこの先の安心感があります。
東京都内にはエアライフル競技者向けの施設を有した体育館がございますが、多くの場合、1か月以上先まで施設が予約で埋まっているということに加え、狩猟用の空気銃は使用不可といったケースが多いです。ライフル銃を持てない、或いは様々な事情により装薬銃はちょっとハードルが、最寄りの射撃場までは高速道路を乗り継いで....といった狩猟免許をお持ちの空気銃ハンターの方々、トイガンだけどソロで的当てという選択肢、ハンティング用のライフルスコープを取り付けて、高精度なボルトアクション式エアソフトガン。これから一つ一つ試していく(*2021年9月30日Update)のが楽しみです。
今日のところはこの辺で。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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【空気銃のベマ】
このたび、ドイツと狩猟とおいしい話(ベマ)では、狩猟用エアライフルの取扱いを開始いたしました。ハッサン、スプリング式も東京都練馬区のショールームにて見学いただけます。これから狩猟免許を取得予定の方、既に所持の方、お気軽にお問い合わせください。