新年1回目のBlogです。
さっそくですが、下の写真はVixen 1-6x24 と 1-8x25ED を並べて比較した写真です。新型では、ウィンデージとエレベーション(過去Blog)つまみが大きくなり、握りやすくなっています。
スコープのサドル位置(*W/E機構が組み込まれている部分)が若干対物レンズ側に寄っています。ライフル銃によっては、マウントレシーバーとの相性が出てくるかもしれません。スコープのアイレリーフ位置決めの際にマウントを工夫する必要があります。このあたりについては、スコープの寸法データが準備されておりますのでご参考に戴ければと思います。
製品仕様については既に基本情報が30㎜径スコープ紹介ページに記載されております。
別ページに記載されているスコープ製品説明を以下に抜粋:
『狩猟における使用用途につきましては、現行1-6x24とオーバーラップしますが、光学系にEDレンズを採用、接眼部の大型化、照明装置機構の改良、標準付属品の充実など、上位機種という位置付けです。このスコープは、これまでの4倍比、6倍比とシリーズ化されてきたスコープラインナップに加え、ビクセンが初めて取り組む8倍比ライフルスコープの第一弾です。』
という前置きを踏まえて、Vixen 1-8x25 ED ライフルスコープ外観を少し細かく見ていきます。
本体は黒色アルマイト加工が施されています。
先ずは対物レンズ側から見ていきます。写真は30㎜径 マウントリング装着部(*令和4年3月3日Blog更新)です。取付け箇所前後スペースのアローワンスが少し狭いようにも見えますが、銃のレシーバー側がピカティニーレールといったタイプであればアイレリーフ(過去Blog)は問題なく確保できます。但し、銃本体のレシーバー箇所によっては工夫が必要になるかもしれません。
ウィンデージキャップです。
Vマークの電鋳プレートが収まっています。キャップには少し深めのリブが刻まれているため、グローブを装着した状態でも必要に応じて着脱が可能です。
ウィンデージキャップを外した状態です。ツマミはVixen 1-6x24 よりも大きめの握りです。この状態でもタクティカルな見た目でいけそうですが、ゼロストップは搭載していないため、やはりセッティング後はキャップを付けて出猟した方が良さそうです。
エレベーションキャップ取り外し後の写真です。ゼロリセットの設定はウィンデージ同様、上方向に軽く引き出しツマミを解放状態にし、0の数字を本体側の指標に合わせ、押し込んで終わりです。
このライフルスコープには照明装置が標準で備わっています。ドリブンハント用に準備されているVixen 1-6x24系列のそれとは異なり、このモデルは1〰8段階の輝度調節に加え、各輝度段階の前後に電源OFFが備わっていることから、従来モデルでは "OFF" 位置までダイヤルを戻す必要がありましたが、このモデルではOFF位置から常時使う輝度設定に素早く復帰が出来るよう改善されています。
電池収納蓋です。
このキャップの開閉ですが、太めの一本線が入った特徴的なキャップは工具を必要とせず、手持ちの5円玉で開け閉めが可能です。
キャップを外した状態の写真です。CR2032の電池は8つの爪で保持されているため、仮にフィールドでキャップを開けても落下の心配はいりません。但し、この爪で電池がしっかりと固定されているので、取り外しには慣れが必要です。
つまようじのような物を隙間にそっと入れてクイッとやると電池は簡単に外せます。
接眼レンズ部の写真です。
見口部分はラバーではなく、金属製です。ここにも深めのリブが刻まれている為、ディオプターの調節が容易な工夫が施されています。
1-8x 変倍ズームリングには背高の突起が標準装備されています。リングを掴まなくても指に引っかけて回せる工夫です。ズーム時のフリクションは比較的強めに設定されているようですので、藪の中で小枝に不用意に当たってしまってもズームリングは簡単には動かないのではないでしょうか。
今回はVixen 1-8x25 ED の外観部分に触れた内容のBlogでした。この冬の間に、シューティングレンジにてこちらのスコープを実際に使用してみる予定です。詳細は先のBlogにてご報告をさせていただきます。
今回もここまでお付き合いを戴きありがとうございました。
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