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デントラーのタクティカルマウント、ワンピース型のTAC登場。

ドイツ製デントラー、タクティカル スコープマウントのご紹介です。デントラーマウントは、上下分離式レールから構成されるスコープマウントであり、そのデザインはリング式が主流でした。今回ご紹介するのはタクティカル、ワンピース型マウント、デントラーTACです。それではBlog参ります。

 

スコープを取付けていない状態のデントラーTACです。装着可能なライフルスコープは30㎜、34㎜チューブ径。ネジはトルクスねじ(T20)を前後リングで各8個、合計16個で固定する、これ以上ない贅沢かつセキュアな固定です。

 

前後のチューブ固定部は約3.5㎝、かなりガッチリとした見た目です。

リング式ではスチール(鋼鉄)の用意がありますが、TACの材質はアルミ製のみ。側面に対応チューブ径BH高さが刻印されています。こちらは30㎜径、BH8㎜という意味です。

 

こちらはレール側です。下部レールに合わせるピンが写真中央に見えます。その前後には、下部レールと噛合う爪が備わっています。このピン、そして前後の爪はスチール(鋼鉄)製です。

 

デントラーTACに限らず、マウントレール側(スコープを取付けるレール)の中央片側には大きなエグリがついています。

 

スコープを取付ける際のアドバイスですが、この部分は常に左側(バレルから弾が発出される方向に対し)に配置される必要があります。

 

こちらはチューブ固定部上面からの図です。ネジ穴が開いているのは、専用の拡張パーツを取付けるための受け部ですデントラーTAC用の専用拡張パーツについては、この先のブログにてご紹介して参ります。

 

デントラーTACに使用されている16個のトルクスねじは、T20です。16個のネジ回しは少し気の遠くなる作業ですが、取付け完了後の姿は迫力がありますので、頑張りましょう。

 

16個のトルクスねじを外した状態の図です。ライフルスコープの取付け方ですが、置き方には正しい向きがありますので間違えると最初からやり直しになってしまいます。注意が必要です。

 

こちらの図では、対物レンズ側が右、接眼レンズ側を左、にくるようにライフルスコープをセットします。

 

こんな感じがスコープセットの向きです。この時点では、ネジを締めきらずに、ライフルスコープの水平を微調整できる程度の緩みが必要です。

 

Vixen 6-24x58BDC10を取付けた状態です。このスコープはタクティカルデザインではありませんが、マウントのおかげで何となくそれっぽい見た目になりました。

 

写真の下に見えるのはデントラーの下部マウント、ベイシスです。

 

分かりにくいですが、ベイシスとデントラーTACを合体させた図です。この先のブログでは、実際に猟銃にベイシスを装着させ、デントラーTACに拡張パーツを取付けた状態のレポートをお届けする予定です。

 

スコープ左側のサイドフォーカス下に少し見えているのが、ベイシスに備わっている三角ツマミ(上下ユニットをガッチリ固定するツマミ)です。

 

猟銃にベイシスを取付ける場合、この三角ツマミが左側にくるように取付けます。写真では拡張パーツ無しですが、ウィーバー/ピカティニー、オープンサイト、ドットサイト用の専用モジュールが用意されています。

 

 

早速ではございますが、デントラーのタクティカル スコープマウント、デントラーTACは2022年9月よりお取扱いを開始(TACへ飛びます)いたします。

 

今回もここまでお付き合いを戴きありがとうございました。

 

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