引き金に指を掛ける前に、標的までの距離が判っていることは、シューター及びハンターにとって大変なアドバンテージです。この場面、一般的には距離計(レンジファインダー)又は、測距といった呼ばれ方をするデバイスを使って距離を知るわけですが、例えば狩猟における緊迫した状況下、猟銃を抱えながら複数のデバイスの出し入れというのは、理想的とは言えないかもしれません。今回のブログテーマはレンジファインダー(距離計)です。それではいってみます。
【距離を知る】
近年では、ゴルフ用のレンジファインダー(距離計)も豊富な種類を揃え、機能面においてもひと昔まえのそれとは比較にならない品質を実現している製品もあります。
これらの距離計は、多くのハンターに狩猟用としても活用されています。ゴルフと狩猟の大きな違いと言えば、決して動かない標的と、常に動く標的といった感じでしょうか。
双眼鏡にも距離計を内蔵しているモデルも流通しています。対物レンズ径が小型の製品は、比較的安価ですが、まだ気軽に購入できる価格帯ではありません。
【使いどころ】
腰に引っかける距離計、首から下げる双眼鏡、背中にはリュックサック、手には猟銃を抱えています。
山を歩いていると獲物を発見、考えられる次の動作:
①、獲物に気取られないように第1ステップ。
②、必要に応じ距離計、双眼鏡で確認。
③、安全確認、そっと猟銃を構える。
④、理想的な射撃、或いは逃げられた...。
双眼鏡、距離計が不必要な距離は問題ありません。が、そうでない場合、レンジファインダーはあると便利です。
【常に見える距離】
既知の距離であれば、引き金に指を掛けるまでのステップは省略されますが、距離が知りたい瞬間というは必ず訪れます。
但し、獲物はこちらの準備と動作完了を待ってくれませんし、射撃場で練習した距離で立ち止まり、こちらの準備が整うまで待ってくれることもありません。
緊迫した場面で目的を果たす為の冷静な動作が取れることは、日ごろの訓練と重ねた自信に裏付けされています。
一方で、突然に訪れたチャンスも、多くの場合はアヮアヮと焦ってしまい、ハンブルしてラインアウト。ブザーで終了。という苦い経験をされた方は多いはずです。
でも大丈夫。テクノロジーは、いつの時代も、目の前の壁を乗り越えようとするハンターをサポートしてくれます。
【新たな提案】
オプトエレクトロニクス製品をご存じでしょうか。光学機器に電子工学技術を組み合わせた製品です。こうした製品は狩猟業界でも既に存在します。そこで、ドイツと狩猟とおいしい話からの新提案(2023年11月25日更新)です。次回ブログではこの辺りに触れて参ります。
狩猟解禁日が近づいて参りましたので、私自身も準備を整えて参ります。
短いブログですが、ここまでお付き合いをいただきありがとうございました。
Instagram、SNSにて情報発信もしておりますのでよろしくお願い申し上げます。
【距離計を内蔵したドットサイト】
狩猟における実際のフィールドでは、標的までの距離を知っているか否かで、得られる結果に大きな違いが現れます。
DoRaSight(ドラサイト)は、レンジファインダー内蔵型のドットサイトです。つまり、ドットサイトの赤点を覗きながら、視点の移動で標的までの距離が判る。測定可能な最大距離は800メートル。