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IWA2025 訪問レポート

【はじめに】

令和7年度3回目のブログ更新です。昨年12月から2月まで大変バタバタしておりまして、SNSはもちろんのこと、ブログの方も少しおろそかになってしまっておりました。が、今年度は狩猟向けでも光学機器のみに限らず製品分野を広げ、しっかりと取り組んで参ります!ということで、本格的な春を迎える前に2025年2月下旬から訪問したドイツ、ニュルンベルグの IWA2025 Outdoor Classics のザザっとレポート。第1弾ブログをいってみます。

 

【ディオン光学様】

光学機器メーカーのブースでは、日本からディオン光学様(March)が出展されていました。

 

シュリケンはもちろんのこと、新型ライフルスコープ、デュアルレチクルスコープ、そして異彩を放っていたものがこちら。

 

スポッティングスコープのように見えますが、所謂わたしたちが知っている一般的なスポッティングではなく、March Genesisを彷彿とさせる新しい光学機器がこっそり置いてありました。

 

久しぶりに欲しいと感じた光学機器かもしれません。これはライフルスコープではないため、銃器取付けることはできませんが、イルミネーションに加え、レチクルが組込まれた筒状のスポッティングではありますが、ギミックが仕込んであります(かなりビックリ)。

 

こちらは動画でSNS(Instagram)にて後ほどご紹介をさせていただきます。

 

【PARDの新型】

こちらはPARD(パード)。日本ではあくあぐりーん様がお取扱いをされているデジタルスコープを幅広く展開しています。展示品の全ては紹介しきれませんが、新製品の展示に加え、本社中国の社長様もいらっしゃっていました。

 

若い社長様でいらっしゃったので、大変びっくりしました。変化と競争が苛烈な狩猟向けのデジタルデバイスで勝ち残るためには、刻刻と移り変わる競争環境に敏感且つ、大胆な意思決定を遂行できる若さが必要なのかもしれません。

 

ブースで接客に対応されていた方々の多くは中国本社の技術者を交えた英語が堪能な社員の方々でした。柔軟な思考をサポートする厚い開発チーム。PARDに期待です。

 

【ビクセンのスコープ】

馴染みのあるライフルスコープ(Vixen 1-8x28 FFP)もありました。こちらは販売代理店として出店しているドイツ企業のブース。

 

コロナ前の2019年のイベントを最後に、音信が途絶えてしまったドイツ人の友人。転職先の会社ブースでバッタリ遭遇、思わず涙ぐんでしまいました。イッツァ・スモールワールド。

 

【業界の話】

今回のドイツ訪問は昨年までとは比較にならない程の過酷な日程でした。

 

私にとって、馴染みのある光学機器メーカーのブースを周遊することは大変心地良い作業です。既に知り得る知識と経験をベースとした会話、反復、新しい技術、市場の最新トレンドといった情報の更新など、互いに知っている業界の友人達との会話は楽しいですし、大きなストレスはありません。でもそれではいけない。

 

今回の独IWA出張。意識的に光学機器関連ブースの訪問は二の次に置き、時間の多くを、装薬銃、空気銃、弾、ペレット、スラッグといった製造メーカーの出展社、特に経営者の方々から直接話を伺う機会に時間の殆どを費やしました。未知未開の分野であり、まだ知識と経験の引出しが少ない私にとって、彼らとの打合せは十分過ぎる大きなストレスでした。

 

お陰様で進むべき道と可能性、私の中でモヤモヤしていた部分の霞が取れ始めています。

 

日本国内でゴシップになっている事の真相も、その理由を直接メーカーの社長に伺ってみたりもしました。ざっくばらんに説明を聞けたことは貴重であり、この信頼に応えるためにも新たな決意で臨んで参る所存です。

 

【IWA2025】

IWA Outdoor ClassicsというB2Bイベント(*一般の消費者以外を対象とした事業者向け展示会)は、欧州最大規模の狩猟関連事業者向け見本市という位置付けでドイツ、ニュルンベルグで数十年に渡り開催されてきました。

 

欧米の狩猟業界関係者であれば知らない人がいない程、高い知名度を誇る独IWA。当方も出展社側として長年に渡りIWAへ参加してまいりましたが、定点観測をしていると流行だったり、各社の戦略、業界ゴシップも含めたあのメーカーの経営状態、微細な変化を瞬時に捉えられるようになります。

 

過去のBlogでも触れましたが、独IWAは年に一度開催される欧米狩猟業界一同の同窓会とも言える社交の場です。新製品をこのタイミング(毎年3月初旬をターゲット)で用意することも定番でした。今現在、大手メーカーは独自のタイミングで新製品の市場投入を別の場所で始めています。

 

国際見本市としての役目。

 

出展社は強い危機意識を持ち、意思決定に迷いのないメーカーの経営者たちは既に行動を起こしています。2026年のIWAは別の形になっているかもしれません。

 

【まとめ】

ざざっと書いてはみましたが、ガジェットや、狩猟ギアを網羅するには至らず。視覚的にはあまり面白くないかもしれないブログになってしまいました。が、第2弾レポートではもう少し個別案件にスポットを当てた記事を心がけて参ります。今後とも、ドイツと狩猟とおいしい話 を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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