
【はじめに】
ドイツ製のデントラーマウントを導入いただいているシューター様、少しづつではございますが日本国内でも増えてきております。今回のブログでは、デントラー導入をご検討戴いている皆さまにとって参考となる記事を心がけて進めて参ります。それではさっそくいってみます。ライフルスコープは Vixen 1-8x25ED (30㎜径)を使用。
【表と裏】

写真上が銃器側に取付けるベースレール(*こちらはバリオマウント)。下側がリングを取付ける前のマウントレール。リング(*写真にあるリングを裏側から固定する2つのネジ)は、最大4Nmが取付けトルクです。

続いてこちら、上側が銃器側へ取付けるウィーバーピカティニー対応のベースレール。下側がベースレール上面の凹凸に合わせて取付けるスチール製の爪とセンターピン。
【銃器にベースを装着】

デントラーマウントは、上下のレールから構成される2つのモジュールを合わせることで、巻狩り用のスコープ、遠距離射撃用のロングレンジスコープ、或いはドットサイト等、ハンターの皆さまのニーズに応じて自由に着脱が可能なスコープマウントです。もちろん、ゼロインはそのまま(詳しくは過去ブログをどうぞ)。
【Vixen 1-8x25ED】

【特徴的な対物側】
Vixen 1-8x25EDという巻き狩り向けに用意されている株式会社ビクセン様のライフルスコープがあります。このスコープ、対物レンズ径が25㎜(-一般的には24㎜)ということで、筒の形状が少し独特です。この独自形状のため、マウントリングの取付けには少し注意が必要とされています。
【銃器別に用意】

【専用レール】
デントラーマウントでは、欧州(*特にドイツと国境が隣接する国々)で流通が一般的な猟銃メーカーのモデルであれば、専用のベースレールを見つけることができます。
写真はSako85用。このモデルはキャリバーのサイズ毎に派生しているようですが、デントラーマウントでも異なるサイズを4タイプ用意しています。
【微調整】

【前後位置の調整】
取付けに用いるマウントによっては、前後位置の調整域(写真の白枠)が5㎜前後となってしまう場合もあるからです。
そこでお勧めはデントラーマウント。本ページトップの写真を改めて見て戴くとわかりますが、デントラーマウントのマウントレールと呼ばれる上側のレールには6か所の穴が空いています。この穴位置の最後方へ取付けることで前述の問題は回避することができます。
スコープをリングで固定する場合、2Nmが最大トルクです。あくまで最大ですので、強く締めすぎると内部のエレクターチューブが正しく動作しないばかりか、スコープが破損することもございますので注意が必要です。
【重量はどれ位?】

【ベースレール重量】
デントラーマウントのベースレールは全てスチール製です。
重量はモデル毎に多少の差はございますが、SAKO 85Sの場合は約135グラムです。
この上に、ライフルスコープを取付けたマウントレールが載ることになります。

【マウントレール重量】
こちらはスコープを取付けるマウントレール側。反射して見えにくいですが、オールスチール製で315グラムです。
アルミ製の場合は、写真にあるベースレールが全てアルミとなり、総重量は約3分の1程度まで減ります。
耐久性については、スチールとアルミの違いはもちろんございますが、装薬銃向けに用意されているドイツ製のスコープマウントですので、どちらをご使用戴いても問題はございません。
個人的にはスチールの方がずっしりと、がっしりとした質感が好きではあります。
【まとめ】
ということで、ちゃちゃっと導入のヒントを用意させていただきました。今後もデントラーマウントの情報は定期的にアップしてまいります!マウントにお困りの方、お近くのデントラーのお取扱い銃砲店様へお問合せ下さい。もちろん当方でもご相談を承っておりますので、お気軽にどうぞ。
Instagram、Facebook、Line、その他のSNSにて情報発信もしておりますのでよろしくお願いいたします。
