
【はじめに】
ドイツのIWA2025を訪問するタイミングで、一度訪れてみたいと思っていたMSZU(Müller Shooting Center Ulm)。中の様子を少しだけご紹介します。今回の訪問ではMSZUの方にお願いをし、すべてではございませんが屋内の射撃施設を見学させていただきましたので、ざざっとご紹介。
【屋内クレー施設】

こちらの写真はクレー射撃場です。
クレー(トラップ、スキーと)を含め、MSZUでは全ての射撃施設(25m、100m、300m、動的など)を屋内に完備しています。
写真からは伝わりにくいですが、航空機を格納できるのではなかろうかというサイズの箱です。
床面以外の壁には防弾性のある特殊シートがはめ込まれており、定期的に交換しているようです。施設メンテナンスも几帳面なドイツ気質な感じがします。
【100mレーン】

IWA2025の直前ということもあり、大手銃器メーカー主催の招待顧客向けイベントが開催されていたようです。
施設には、試射後のバレルを冷却する設備も用意されており、さすが一流銃器メーカーが専門誌等のテストレポート準備でも利用する施設。清潔、整然。空間の雰囲気も落ち着く感じでとても良かったです。
ちなみにこのMSZU、ドイツのウルム市による運営ではなく、個人がオーナーを務める射撃施設です。ドイツには常識にとらわれない思考をもち、それを実際に行動へ移す人たちがいます。

天井にはレールが走り、ボタンを押すと標的がこのレールを走ってやってきます。的の交換作業にはとても便利です。
動的射撃にも対応しています。プロジェクタースクリーンに映しだされるイノシシ、シカなどを捉える訓練に使用されています。こうした動的の背面にも特殊な材料を使った工夫が施されえている為、ライフル銃を使った射撃訓練における銃弾の緩衝材として十分機能しています。施設内にはそれら緩衝材の使用前後の展示もあります。使用する銃器はもちろん全て装薬銃です。
【まとめ】
今回はざざっと見どころ満載のMSZU(Müller Shooting Center Ulm)をご紹介する訪問ブログでした。施設内には大型店舗も併設されており、弾は言うまでもなく、銃器、光学機器、アパレル、ハンティングドッグのアクセサリー類など、幅広い品揃えの銃砲店としても魅力的なMSZU。楽しい場所なので観光にもおすすめです。ということでIWA2025番外編でした!
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