カテゴリ:ビクセン



おいしい話
おいしい話 · 07日 7月 2017
ドイツのハンティング展示会では、猟銃やライフル関連の製品出展者とは別に、食肉加工業者もブース出展をします。特に毎回楽しみにしているのは、鹿肉や猪肉を贅沢に使った食肉加工品です。イノシシのことをドイツ語ではWildschwein(ヴィルトシュバイン)といいます。ここで紹介をしている写真のサラミは、まさにヴィルトシュバインサラミです。香りに多少くせがありますが、用いられる香料や加工方法によって、どれも香りや触感が全く異なるサラミが生み出されます。展示会期間中のお昼は、こうしたサラミのブースをウロウロしながらお店の人とおしゃべりをすることも楽しい情報交換の時間です。皆さんも美味しいドイツの狩猟展示会を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ドイツで用いられる狩猟用の双眼鏡
狩猟用双眼鏡 · 20日 6月 2017
ドイツのハンティングシーンでは、猟銃にライフルスコープ、そして双眼鏡は必需品として捉えられています。地形は国ごとに大きく異なり、狩猟に用いられる道具も、その土地の狩猟に適したスタイルで進化をしてきました。例えば日本では、ロングレンジのライフルスコープ需要は海外のそれとは比較になりません。日本におけるライフル銃の所持には厳しい規制が定められているため、10年以上の猟銃所持経験を積んだ信頼あるハンターのみがライフル銃の所持を許可されているということがひとつの理由ですが、国土面積、日本固有の地形もまた別の要因です。さて、世の中には8x56という双眼鏡があります。これは日本ではあまり流通していない口径の双眼鏡です。海外においても、このハチゴーロクが強く求められる国は、ドイツとその近隣諸国に限られます。

IWA 2017 振り返り
IWA Outdoor Classics · 12日 6月 2017
3月のIWA2017から3か月が経過しました。今年のIWAは、ドイツの狩猟を取り巻くビジネス環境に大きな変化が現れた年でした。ドイツを代表する猟銃メーカーのBlaser社からハイエンド向け双眼鏡が市場投入されたことは、市場関係者を驚かせました。マーケティング面は言うまでもなく、最近の独狩猟雑誌でこの新製品の贅沢な広告や製品レビューを見かけないことはなく、体力のあるBlaser社のチカラワザです。欧州最大手の猟銃メーカーが自社ブランドを冠した光学製品を市場投入したことで、メーカーの大手販売チャンネルへの交渉力は強まり、ドイツ狩猟ビジネスを取り巻く環境はこの先激変が予想されます。が、日本を代表するプレーヤー達も負けていません。海外市場で鍛えられた変化対応型のスタイルで、来る新たな競争へ向け準備を整えているはずです。

ドイツと日本の狩猟のあれこれ
ドイツ狩猟雑誌 · 01日 4月 2017
2017年現在、日本国内に流通している狩猟関連の専門雑誌はあまり多くないようです。一方、ドイツへ目を向けてみると、狩猟関連の専門雑誌は多岐にわたり、狩猟云々から道具、そして捉えた獲物のおいしい調理方法まで幅広い分野が網羅され、本屋では数多くの狩猟専門誌を見つけることができます。狩猟関連雑誌は、ドイツの空港内書籍販売店で見かけることも多いです。ドイツ国内外を移動するビジネスマンにも多くのハンターがいるのかもしれませんね。ハンティングに関する面白い雑誌や記事を見つけた時はここで紹介をさせていただきます。

IWA Outdoor Classics 2017
IWA Outdoor Classics · 22日 3月 2017
ビクセンから、新型ライフルスコープ 1-6x24 Zero Plus(ゼロプラス)が発表されました。このライフルスコープには、ブラックではなく、アノダイズ処理が施されたアーストーン色が採用されています。レチクルもこれまでとは異なるタイプが採用されており、近距離での射撃を意識したゼロプラスと呼ばれる新レチクルです。狩猟用としてだけではなく、サバイバルゲーム用の本格派ライフルスコープとしても魅力的かもしれません。機会があればビクセンのZero Plusレチクルを是非試してみてはいかがでしょうか。

Jagd und Hund 2017
Jagd und Hund · 20日 2月 2017
2017年1月31日から2月5日までの6日間、ドイツ、ドルトムントで開催されたコンシューマー向けの狩猟展示会 Jadg und Hund 2017へいってきました。場所は独サッカークラブで有名なドルトムント(BVB)の競技場そばです。期間中、8万人の来場者があるこのイベントは恐らく欧州で最大規模の消費者向けハンティング関連即売イベントではないでしょうか。ドイツ国内の狩猟犬ブリーダーが数多く集まるのも、このイベントの楽しい見どころです。期間中、会場内をご主人と楽しそうに歩き回っている陽気なワンちゃんたちの姿を見ると、本当に彼らはハンティングドッグなのだろうかと不思議に思ってしまいます。日本の典型的な猟犬のそれとは全く異質な雰囲気です。ドイツ狩猟犬事情についても、チャンスがあればこの先のブログで紹介させていただきます。