カテゴリ:ライフルスコープ



その②、猟銃1挺 スコープ2本。デントラーマウントって何?
デントラーマウント · 17日 3月 2022
デントラーマウントのご紹介です。 今回は狩猟用ライフルスコープのマウントシステムをご紹介する、前回の続編Blogになります。特にこんな方へ向けたコンテンツです。❝猟銃を複数所持しています。が、しかし、猟銃分のスコープを購入するにはお金もかかるし…できれば気に入ったライフルスコープを有効に活用できたら。❞猟期前に射撃場で試射および調整とともに、ゼロインを済ませた空気あるいは装薬タイプの猟銃を携えてハンティングへ行くわけですが、猟期を通じてライフルスコープを猟銃から取り外すといった行為を積極的に行っているというハンターは少数派かと想像します。これは射撃場でせっかく追い込んで設定したゼロインを台無しにしてしまうことに繋がるからです。でももし、ゼロインが維持された状態で、積極的な取り外しを可能にするマウントシステムがあるとしたらどうでしょうか。

猟銃用のライフルスコープマウントのあれこれ。
ライフルスコープ · 13日 3月 2022
さっそくですが、狩猟用ライフルスコープの光学機器支持具のシステムは幾つかに大分類することができます。リング式、インテグレーテッド式、インナーレール式などです。タクティカルタイプのマウントには、コの字型をしたワンピース、前後或いは左右にオフセットされたタイプもあります。写真はBlaser R8にマウントされたBlaser Infinity 2.8-20x50 です。チューブ径は36㎜、マウント方式はリング式ではなく、インナーレール式です。リング固定ではないため、好みにもよりますが、射撃システム全体としての見た目をシンプルにできるだけではなく、実用性も兼ね備えています。 一般的なマウント方法の一つとしては、ライフルスコープのサドル前後にリングを取り付け、猟銃に固定するマウントリング式です。一方、Zeiss, Swarovski, Leica, Blaser などのハイエンドスコープには、光学機器本体にマウントが統合された、既に前述したインナーレール式といったマウントも存在します。

猟銃1挺 スコープ2本。リボルビング的なアレではなく。その①
デントラーマウント · 03日 3月 2022
今回のBlogタイトルですが、誤解の無いよう初めに申し上げておきますと、猟銃にライフルスコープを2本取り付けてしまおう。といった趣旨のブログ記事ではございません。今回はライフルスコープのマウントシステムについてです。ブログの導入部から今回タイトルの〝猟銃1挺スコープ2本゛への導線が細く、この時点では意味不明ですが、先ずは記事いってみます。狩猟用ライフルスコープの光学機器支持具のシステムは幾つかに大分類することができます。 一般的なマウント方法の一つとしては、ライフルスコープのサドル前後にリングを取り付け、猟銃に固定するマウントリング式です。一方、Zeiss, Swarovski, Leica, Blaser などのハイエンドスコープには、光学機器本体にマウントが統合された、インナーレール式といったマウントも存在します。インナーレール式(下図参照)は見た目が美しいだけではなく、光学機器と猟銃の着脱が容易に出来るよう設計されています。

距離10m, 50m, 100m における1MOA当たりのセンチメートル移動量です。
ライフルスコープ · 15日 2月 2022
10m, 50m, 100m at 1MOA当たりのcm移動量。今回のBlogは異なる距離における1MOA当たりの移動量です。厳密には3㎝ではなく、+/-29mm程度とされていますが、一般的に1MOAは100m先で約3㎝としてハンティングでは広く解釈されています。2022年1月に長瀞射撃場の50m射撃レーンへ伺ったBlogを準備させていただきましたが、あらかじめ知っていると便利な情報として、今回は1MOA当たりの移動量について少し触れていきます。ご参考までに、異なる距離(10m、50m、100m)における1~100までのMOA移動量を以下に纏めてみました。前述にありますが、厳密に言うと、1MOA当たりのセンチメートル換算値には端数があります。この端数が累積すると目に見える誤差になるため、下記資料をご参考にいただく際、その点はご注意願います。

エアソフト。サイトラインと射線。ん?狙った的に当たらない?
エアソフトガン · 27日 1月 2022
先日、友人らに誘われエアソフトガンで遊ぶことが出来る施設へ伺ってまいりました。遊戯銃の場合、用いられる弾(BB弾)の有効射程距離は実銃のそれよりも遥かに短いのですが、先日埼玉県内にある射撃場へ行ってきた際に体験したことと似たようなことが手持ちの遊戯銃を使用時にあらわれ、今回、POAとPOIについて色々と気付かせてもらえた機会となりました。POAとは光学機器を覗いた際のエイム位置(ドット或いはレティクル)を意味し、POIとはバレルから発射される弾の着弾位置になるわけですが、しっかりと標的に当てるためには、POAとPOIのアライメントを取るゼロインと呼ばれる作業を済ませる必要があります。実銃のそれはもう少し精密かつ丁寧に行われるかもしれませんが、これは遊戯銃も同じです。今回、遊戯場へ持ち込んだ機材のPOAとPOIに大きなズレがあることを確認したため、現場で着弾点補正をしてみました。

2021年も残り僅かです。
寄り道 · 28日 12月 2021
外はだいぶ寒くなってきました。2021年も残りわずかです。 こちらのHPでは、ドイツのハンティングシーンを中心とした狩猟関連トピックをBlog記事としてご紹介させていただいておりますが、他の業界と同様、独狩猟業界もCovid-19の影響を大きく受けた2年間でした。 独狩猟ビジネスでは、新製品発表、或いは同業者が一斉に集結する機会として業界内でその存在を知らない人間は皆無というイベントが幾つかあります。Jagt und Hund と IWA Outdoor Classics です。しかしながら、この2年、これらイベントも日程の再調整をせざるを得ない状況が続きました。 製造/販売に携わる業界関係者にとっては未体験ゾーンでのビジネス舵取りを迫られたこの2年でした。こうした状況下、ドイツ狩猟業界の大小プレーヤーたちも突然の環境変化に順応する努力、そして市場が再び大きく動き出すであろうこの先の未来への備えを怠ってはいませんでした。

倍率と距離。100m, 50m レチクル実寸 (Vixen 6-24x58 MD10)
ライフルスコープ · 13日 12月 2021
ビクセンのレンジファインダーとライフルスコープを用いて各50m、100mと異なる距離におけるミルドットレチクル指標の違いを実際に確認してみました。上の写真はVixen 6-24x58のズームリングですが、10倍のところだけ赤色で表示がされています。これは、内蔵レチクルは10倍を基本として図面設計されているということを意味しています。距離100m、倍率6倍時において、スコープを覗きこんだ際に見えるレチクルの❝A❞は約16cm(*Vixenの仕様説明によると)とされています。16センチというのは、一般的なハガキの縦長さ程度です。ここではそれを横に倒したイメージですね。水平方向に延びるドットの間隔(A)が16cmであることから、左右に伸びるポストの間隔(B)は約166㎝ということになります。

目的に合ったライフルスコープを選択するには。
ライフルスコープ · 01日 12月 2021
ライフルスコープを含む光学機器には必ず倍率表記が製品本体に記されています。双眼鏡であれば 8x32, 8x42, 8x56,ライフルスコープの場合は1-6x24, 2-8x32, 4-16x44, 5-30x56 といった具合です。先に読む数字が倍率を示し、その数字と数字の間にある" - " ←これは変倍が可能なズーム式であることを示しています。末尾の数字はレンズ口径を表します。口径の表示単位はミリメーターです。今回は目的に合ったライフルスコープを選びましょう。といった趣旨のBlogになります。 色々なハンティングスタイルがありますが、今回はドリブンハントです。この狩猟スタイル用ライフルスコープで製品の競争力として常に挙げられる要素のひとつとしてFOV(Field of View)、日本語で実視野というものがあります。スコープを覗き込んだ際、100m先で幅何メートルまで見渡せるかということを示す数字です。

エアライフル 傾斜マウントのススメ
エラタック傾斜マウント · 19日 11月 2021
エラタック傾斜マウント。空気銃を所持している方、” エレベーションが足りない… ’ そんなご経験をされた方がいらっやるかもしれません。ロングレンジシューターへ向け、意図的に傾斜させたスコープマウントがあります。傾斜マウントは空気銃向けに用意されたマウントではありません。この製品の本来の需要者は、いくらエレベーションを移動させても正確にPOIを補正するためのレチクル目盛り自体がが足りない…という "超"長距離射撃(ELR: Extreme Long Range)といった競技市場で活動するユーザーグループです。ライフルスコープの光学的な不自由さを解消するため、幾つかのブランドからマウント製品が市場へ投入され、ニッチなユーザーニーズに応えています。

レンズキャップはどうなのか。その③
寄り道 · 04日 11月 2021
前回Blogにてご紹介させていただいたエアガン Steyr Scout のカスタムレザーパーツと色調を合わせ、Vixen 6-24x58 の対物レンズキャップを準備してみました。これまでのVersは少しダークな渋めの色でしたが、こちらは明るい感じです。

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