ドイツのハンティングシーンでは、猟銃にライフルスコープ、そして双眼鏡は必需品として捉えられています。地形は国ごとに大きく異なり、狩猟に用いられる道具も、その土地の狩猟に適したスタイルで進化をしてきました。例えば日本では、ロングレンジのライフルスコープ需要は海外のそれとは比較になりません。日本におけるライフル銃の所持には厳しい規制が定められているため、10年以上の猟銃所持経験を積んだ信頼あるハンターのみがライフル銃の所持を許可されているということがひとつの理由ですが、国土面積、日本固有の地形もまた別の要因です。さて、世の中には8x56という双眼鏡があります。これは日本ではあまり流通していない口径の双眼鏡です。海外においても、このハチゴーロクが強く求められる国は、ドイツとその近隣諸国に限られます。