久しぶりの狩猟用 8x56双眼鏡です。ハチゴーロクのハチは倍率8x、ゴーロクは対物レンズ径56㎜という意味です。その昔、ライフルスコープの主流はズーム式ではなく固定倍率でした。ライフルスコープも8x56、双眼鏡も8x56。当時、獲物のスカウティングと猟銃のスコープを覗き込みレチクル越しに捉えるターゲットが同一サイズに見えるという点にドイツ人ハンターがメリットを見出したことには合点がいきます。ドイツ或いは欧州のライフルスコープ市場には固定倍率でRifle scope 8x56というニッチなハンティングスコープカテゴリーが今もなお存在します。そうは言っても、ライフルスコープのズーム機構が自動車のATまたはMAのように今では製品に標準化されているため、8x56スコープにこだわるユーザーはやはり少数派です。一方、双眼鏡の8x56はどうかと言うと、いまだにハンター専用ギアの一つとして欧州のハンティング向け光学製品メーカーから当たり前のように準備されているわけですが、今回、その理由を図とあわせてBlogにまとめてみました。